SLEEPの釣り4 トラウトのトップウォーターゲーム
トラウトのトップと言っても管理釣り場や、放流魚の多いダム湖などの魚と、自然湖のいわゆるネイティブな魚とでは若干違ってきます、一般的に管理釣り場の魚などは比較的トップへの反応が良いのですが、どちらかと言うとルアー自体にリアルな外見などはあまり必要なく、吸い込みやすいサイズやリアクションで誘うための様々なアクションなどが重要だと感じます。それに対し自然の魚を効率よく釣るには上記の要素も当然必要ではありますが、プラス状況にあわせたマッチザベイト的な考え方が必要で、捕食対象にあわせたルアー選択、そしてルアー自体のリアルさも一つの重要な要素になってくると感じています、もちろんより活性が高い状況にめぐり合えれば、さして関係なく釣れるときもあるのですが、シーズン通して安定した釣果を上げるには見逃せない要素であると思います。
5月中〜6月頃この時期はベイトとなる小魚達の産卵時期と重なり、それらを意識した釣りが有効で、トップで狙うにも絶好の時期です、そしてそのために作ったルアーがSLEEPワカサギです、ポイント的には湖の場合ではインレット周辺が基本となります、インレット周辺はワカサギなどが産卵で集まる場所であり、最も狙いやすいポイントです。この他には風の当たる場所なども上げられます、ベイトとなる小魚の弱った個体などが溜まることがあり、時に絶好の条件となっている場合があるので、そういったポイントもおさえておくと良いかもしれません。

では具体的にどのように釣るのか、最も重要なのはポイント選びです、たとえば小さな虫に対し沢山のライズがおきているような場面は一見狙い目と思うかもしれませんが実際は厳しい釣りになることが多いです、魚の活性が非常に高く、釣り人がほとんど入っていないような状況であったり、放流後間もない魚だったりする場合は、着水やアクションをつけてリアクションバイトを誘いサイズなどがまったくことなるルアーでも釣れ時はあります、私自身も比較的釣り人が少なく、初夏で魚の活性が非常に高い日に良い思いをしたことがありますが、長い目でみるとやはりこのパターンを追いかけるのはあまり賢明とは言えないと思います、やはりマッチザベイトが基本ですのでルアーでは表現できない小さな虫を捕食する魚を狙うのは厳しいと感じています、SLEEPワカサギで釣るならやはりワカサギが捕食されている、セミならセミが捕食されている時期、ポイントを探すのが近道だと思います。
因みにSLEEPシリーズに関してはマッチザベイトという要素の他にデッドな姿勢が効果を発揮していると思っています、つまりSLEEPの浮き姿勢は弱ったり、死んでしまった魚を表しています、小魚の群れに対しそれを捕食する魚が群れの中のどの個体に目をつけるか、より捕食しやすい個体を狙う、ここがミソだと思っています、これを一番実感できたのがイトウをトップで釣った時です。5月末〜6月頃トンギョパターンのSLEEPのほっとけで、トンギョの群れの中にSLEEPを狙い撃ちしてただ待つ、これで見事に数十匹のトンギョの群れの中から一つだけ横を向いた奴を選択してくれるのです、それも連続して。
道具に関しては、ロッドは主に76Lにナイロン6〜8ポンドと言う感じで使っています、実際60UPのレインボーや80UPのイトウともやりとりしてるのでラインはこれくらいでも太いとは感じません、後はできるだけ余計なものをつけたくない点からスイベルなしを心がけてますが、めんどくさい時は使ってます。
ボイルが比較的多い時は基本的にほっとけで狙います、キャストはボイルを繰り返す魚の近辺を狙います、一度キャストして長い時は5分以上そのまま浮かべておきます、良くあるのがバイトまでいかないものの、魚が見に来ているのに見切られるパターンです、この場合見切られたからすぐ回収するのではなく、そのまま浮かべとくようにしています、一度ならず二度三度と見切る魚は最終的にバイトしてくれることがよくあるからです、動かしたくなる気持ちを押さえ我慢比べと言ったところでしょうか。
逆にあまりボイルがない時やよいよほっとけに反応悪い時はトゥイッチとストップを繰り返し誘います、微妙に弱った感じを演出するように、またジャークで潜らせてからストップしルアーの浮き上がりで誘ったり、とにかくその日の状況にあったパターンをいち早く選択することを心がけています。
トラウトのトップはまだまだ新しい可能性を秘めています、海アメなどは冬でもSLEEP110での実績が上がっていますし、私的にはSLEEPワカでコイのサイトトップこれも密かに毎年楽しみにしています、また港でのロックフィッシュも時期によっては狙えるようですが私はまだ釣ってません(泣)ってかトラウトから離れてますが・・・
とりあえず近年トップ中心に道内いろんな所を釣り歩いて今の時点での私の考えを書いて見ましたが、実際のところは魚に聞いてみないとわからないことばかり、まだまだこれからも探求していくつもりです、トラウトのトップウォーターゲームは簡単な釣りとは言いませんが、本気で取り組んでみると結構釣れるもんです、数釣り派にはあまり向かないかもしれませんが、大物は充分狙えます、なにより大物をトップに出した時の興奮度はサイコーです、逆に晴れの日の日中のんびり座って浮かべてるなんてのもなかなか楽しいですし、興味のある方は今シーズンぜひトラウトのトップウォーターゲームチャレンジしてみてください。
また質問やこんなのがトップで釣れたよとかなんとか、気軽にメールください。
因みにKojima craftのルアーは今年はちょっとトップから離れ、とにかく釣れるをテーマに数種製作中です、春までには販売できると思いますのでいましばらくお持ちください。
2003 デカマス

SLEEPの釣り3 SLEEP110
今回は、チライマンさんにSLEEP110の釣りを紹介していただきました。(管理人)
スリープ・110(通称‘えさ’)
まずは私個人のスリープ・110の実績を紹介いたしましょう!
海アメマス:40cm台ランド。60cm台バラシ。特大サイズラインブッちぎれ。
湖アメマス:入れ食い。
サクラマス:50cm台バラシ。
ニジマス :40cm台バラシ。50cm台バラシ×2(うち1本は3連続ジャ
ンプの後バラシ)
ブラウン :50cmランド。51cmランド×2本。特大バラシ。
イトウ :70cm台バラシ。87cmランド。
実はこの実績よりも注目していただきたい点が一つあります。それは
スリープ・110を購入して初めて使用した日が4月20日。そしてつい最近使
用してブラウンの50cmをランドした日が7月12日…つまりこの実績はたっ
た2ヶ月半の間で起こった出来事であると言うことに一番注目して欲しい!
私がコジマさんにこのサイズのスリープを提案したのはここから始まっている…
「島牧海岸の海アメマス」…北海道のアングラーなら誰もが知っている釣り、
真冬の極寒のタフコンディションの中でする北海道ならではの究極の釣り…
でもこの究極の寒さも春と共に柔らかくなり、北西の風も時折姿を消す頃になると
‘海アメ’は中から上…つまりトップを意識するようになる。一概には言えない
がサケ稚魚などのベイトが表層を泳ぐからではないかと思う。
ならばと春の海アメを意識して駄目もとでこの110をコジマさんに提案した。
結果は…実績を観ての通りである。
どんなミノーを使用しても全く反応が無かった鏡のような海面…私はこの110
を最後の手段と思いスイベルに結び、そして鏡の上に着水させた…
「ガボッ!!」それは着水後のワンアクションで飛び出してきた!40cmクラ
スの体高ある海アメだった。そのすぐ次のキャストで60cmクラスを惜しくも
バラシ。
翌週にリベンジを誓うも夕マズ目の生命感が消えかかる瞬間に足元でヒット!
このモンスタークラスと分かるトルクフルな引きと重さに私のシステムは悔しく
もラインブレイクと言う結末に終わった。
ここは道北…イトウで有名なこの地区は春の時期‘イトウの荒喰い’をすること
でアングラーのプレッシャーが絶えない。
そんな中、川岸でボイルを繰り返している一匹のイトウが居た。コイツは何を投
げ込んでも反応がない。110を最後のミノーとしてそいつの居る場所に送り込む…
「ガバッ!!」110のボディフックをへし曲げたそのイトウは87cmだった。

ブラウンの日本記録を毎年更新している支笏湖…春セミが鳴く初夏はここのトラ
ウト達にとってトップはディナーテーブル。さしずめ110はブラウンから見る
とどのようなご馳走に見えるのか…50,51,51cm。そしてバラシはした
が静かに110を吸い込んでいったモンスタークラス。
トップの可能性…
もうこの表現はやめましょう!トップは釣れて当たり前!このぐらいの気持ちで
いることが大切です。もしあなたがトップの釣りに対してプラス思考でいるのな
ら、ぜひチャレンジしてみて下さい!あなたの釣果が飛躍的にアップすることで
しょう!しかもサイズも…
私的110の使用方法。
「110はリップがない分アクションは?」とお思いでしょう!それがあるんで
す!面白いでしょう♪
110の場合、ボイルしていたポイントに着水させてそのまま‘ほっとけ’する
のもいいです。でも本当の良さは110のアクションにあるのです!
もしあなたが今110を使用するならば、キャストした後ロッドを下に向けてトゥ
イッチしてみて下さい…潜るんです!しかも首を左右に振りながら!
今度はロッドを立てて激しくトゥイッチしてみて下さい…まるで弱った小魚が最
後の力を振り絞っている姿そのものに見えるはず。
さしずめ私の110で最もヒットさせてるパターンはキャスト後しばらくほっと
けをしてその後ロッドを下げて軽くトゥイッチをして潜らせ、リールを2〜3回
巻く。そしてまたほっとけをして…これの繰り返しでいつかは…「ガボッ!!」
と出てきます!
おっとッ、ここで注意したいのは早アワセは禁物!「ガボッ!!」と出てきてか
らワンテンポ置いてフッキングして下さい。トップで出たトラウトはルアーをしっ
かり咥えるのにタイムラグがあるみたいです。
ただしこのワンテンポに慣れるのには時間が掛かります。なぜなら、「ガボッ!!」
て出てきたら誰もがビックリしちゃうからです!
私は未だにこの突然の襲撃に慣れません…だからバラシてばかりいるんですね♪
110はイメージを大切にするミノーフィッシングです。あなたは常に110の
気持ち(小魚の気持ち)になって使用して下さい。
110を使っている時はいつもドキドキを大切に…そうすると…
追伸…海アメにチャレンジしてきました。もちろん、
110をボックスに忍ばせて…。海アメがどんなミノーにも反応を示さな
くなった時、私はここぞとばかりにスリープ110をスイベルに繋いだ。
実は私はこの瞬間を待っていました。釣れる確信と期待を抱きながら…
その結果…5連続バイト!それをキャッチした後、最後に姿を現したのが
ヒットと同時に3連続ジャンプを3回もかましてくれた65cm。
これをあなたは‘まぐれ’と思いますか…
2003 Written By CHIRAIMAN

SLEEPの釣り2 トンギョでイトウ釣り
道北のイトウ釣りにおいて外せないベイトがトゲウオ、これにびったんこはめてトップでイトウ釣り、これは面白くないわけがないということで作ったSLEEPトンギョでのイトウ釣りを紹介したいと思います。
SLEEPトンギョ↓
道北のイトウ釣りで有名な河川にはトゲウオ(トンギョ)が生息していて、それはイトウの重要なベイトとなっています。
トンギョは群れで行動していて、イトウはその群れへ突進して直接口で捕食したり、時には体をぶつけていって、その時ダメージを受けたトンギョを捕食するといった話も聞いたこともあります。
さて、トップでイトウを釣る、マッチザベイトで、この釣りで大事なのは2点で、最も重要なのは状況探しとでもいいましょうか。
イトウが棲み、トンギョが生息する河川、ほとんど流れがなく、川岸の足場が高くなっていてSLEEPを使うには持ってこいの地形で、そこにトンギョの群れを見つけ、更にそれを繰り返し捕食しているイトウがいること、(これがなかなか大変ですが、とにかくトンギョの行動パターンをつかむことです)
後はそこえ忍者のごとくこっそりと近づき、トンギョの群れは表層を泳いでいるので、しゃがんだままトンギョの動きを観察して浮かべる位置を決めます。(因みに他の場所で他のトラウトを狙う場合でも、しゃがんで静かにやった方が食い方が良いです、おしゃべりしながらのんびりやるのも個人的には好きなので状況によりけりですが)
それと最後の決め手”アワセ”これはどーしても早くなりがちです、私自身もその日のファーストバイトを逃してしまうことがあります、90pに迫る魚体が目の前でトップにでたら・・解っていてもロッドが動いてしまいます。
魚がでた瞬間におもいっきりあわせたくなるものですが、ワンテンポおいてゆっくりとです。
通常のイトウ狙いのようにミノーやスプーンでコツコツ、いやガンガン釣るのも楽しいですが、
じっくり腰をすえて目の前のイトウと勝負ってとこがこの釣りの魅力です、浮かべて待つドキドキ感!出た瞬間は激アツ!!! SLEEPで獲った時の満足感はかなりのものです、状況によって両方行うとイトウの釣りも更に楽しくなると思います。

因みに、SLEEP110でのイトウ釣りは使用状況など異なる面もあり、また違ったコツがありそうです。
それから夏の湖ではSLEEPワカサギのマッチザベイトでなく、ロッドでアクションをつけて、けっしてベイトにマッチしていない状況で魚をだすのもなかなかテクニカルで楽しいです、トゥイッチングで水面直下で躍らせて虫などを捕食しているニジなんかを誘う釣りですが、これについてはまたいずれ紹介してみたいと思います。
2003 デカマス

SLEEPの釣り

SLEEP
寝てるルアー”SLEEP”を作った狙いは、ずばり死んだり弱ったりした小魚を演出して、それを水面に浮かべといて、TOPにだしてやろうと思ったからです、実際浮かべとくだけの状態でも釣れる時もあります、微妙にアクションさせたり、ただ引っ張ったり、更に少し沈めるのも効果的です。
ほっとけ仕様のSLEEPワカサギですが、元々TOPでは通常よりフッキング率は低くくなりがちなんですが、いかに少しでもそれを上げるか、今の所、湖などの止水域でフックを2箇所につけると見切られてしまい易い、魚がでる確率が下がってしまうと感じています、やはりルアーがあまり動いてない状態では見え見えだからでしょうか、そのためフックの位置の修正を行いました、それとほっとけ状態のこの釣りでは、ルアーがリアルであって損はないということで、ワカサギに出来る限り似せてみました。

SLEEPワカサギ
↓阿寒湖での釣果です

とりあえず2002シーズンは実績のある場所を中心に釣行してみましたが、人がまだあまり似たようなことをやってない場所でやるっていうのも良い釣果に繋がる、かも・・しれません、それと季節は秋もいいですが、春から初夏が最もチャンスだと思います、ベイトフィッシュが産卵で岸よりする時期などに、湖などで使ってみたらきっとおもしろいと思いますよー!!
2002 デカマス