
Field report2008
2008.11 島牧海アメ チライマン
【一本の価値】
私の中で重きを置くテーマの一つに“どこで釣れたのか”と言うものがある。同じ魚であり同じ価値ではない。例えて言うならそのものが管理釣場で釣れたのか、ネイティヴで釣れたのかと言う価値観と類似ている。
海アメマスもしかり、私の中では日本海、特に島牧村の海アメにかなりの重き価値を置いている。日本海厳寒期の過酷な環境、釣り人の絶えないプレッシャーからくる激スレによる難しさ、何よりも海アメ発祥の地と言うネームバリューがそれを一気に高める。
その価値高き海アメを狙いにサムライ90EXと言う最新兵器を持ってショウタと2人島牧に行ってきた。
実はこの時期、海アメを狙うには春に匹敵する程のベストシーズンなのはご存知だろうか。理由は多々あると思われるが、最大の要素はやはりベイトとなるカタクチイワシの大量接岸にあると私は読む。カタクチの群れは気まぐれで手前に居たかと思えば、あっという間に沖に去ってしまう。それは大抵鳥山を確認すればうかがえることなのだが、その群れの行動をある程度予想出来るポイントと言うのがこの島牧には存在する。
人工リーフが入るエリア、ワンド、そして河口域周辺、カタクチはその近辺に入るケースが多いようだ。
まずは朝一、そのパターンに習って定番の18番に入ることにした。波は予報では1m〜1.5mとなっていたが、見た目では2mを少し越えた感じを受ける。波足は少し長いか。風は弱くヤマセと呼ばれる南の出し。私の経験上季節とは逆の風が吹くとサーフにゴミが溜まりやすい感を受ける。今は冬の気圧配置なので、この時期は北西の風がメイン、それが南風なら季節に逆らった風と言える。微風だからゴミはそんなに溜まらないかと思うが。
サーフに降り、早速サムライ90をキャストする。やはり…回収と共にゴミがサムライに付着してくる。ただ、そんなに気にする付着量ではないのでそのまま釣り続ける。そして18番を叩き続け30分が経過、私にもショウタにもアタリが一切無い。これは魚がこのエリアにほとんど入っていないことを私的に意味していたので、即移動をかます。
次に入ったのは通称エネオス裏。セコマ裏でもあるが、このワンド、この時期かなり好きなエリアだ。しかし欠点もある。波が3m以上になるとほとんど入場不可能となるのだ。理由は波際とサーフに点在するテトラポットとの距離が近いため、波がそのテトラに当たりやすく、そのため水しぶきが舞い釣り人を拒むためだ。
テトラの上からその様子を覗き込むと…無理だった。波足が長いのも一つの理由だが、気のせいか地形的変化で波際とテトラの距離が縮まった感じを受けた。しかもゴミがサーフ手前に溜まり、黒く染まっていた。
ここも即移動。次は厳寒期でも定番の通称ナマコン裏。ここは今日はなかなかの雰囲気のようだ。沖の人工リーフと手前のゴロ岩が上手い具合に波を膨らまして複雑な水流を形成している。魚が入るべきポイントになっている感じだ。特にゴロ岩列の中央部が魅力的に見えたので、すかさずそこに入場した。まずは独自チューンを施したタイドミノー140をキャスト。数回の連続トゥイッチでヒラ打ちでギラつかせ、そしてストップ。その次の瞬間ドカッとアタリが来た。確実なバイト、やる気満々さが伝わってくる。でも惜しいかな、乗らず。魚が居ることは確認したので、すかさず連続キャスト。ドカッドカッドカッと連続バイトがあり、4回目のバイトで今期初の海アメをキャッチ出来た。30cmをちょっと越えたぐらいの小兵だったが、初物なので嬉しさはひとしおだ。これが島牧の海アメの価値と言ったところか。
ルアーをサムライ90グリーンバックに交換、キャスト後スローただ巻きですぐにバイトがあるが乗らず。群れが離れたのか、それからしばらくアタリが無くなる。そして30分後、再びアタリが起こった。何度目かのアタリでようやく海アメをキャッチ。40cm弱の個体だったがやはり嬉しい。それから数本追加したが、サイズが思うほど伸びない。そこで思い切ってアタリがあるこの場を見切り、ポイント移動することにした。ちなみにショウタはアタリが数回あったが乗せることが出来なかったようだ。
次に来たのは信頼と実績の太平ワンド。この時期個人的にとても有り難いポイントとなる。
ここの特質すべき特徴は綺麗な半円を描くようなワンド地形。両岸側には魚を魅了するロック地帯、そして太平川の河口と言うことで真水が入り込むと言うこの3つにあるだろう。特にこの半円ワンドと左岸側の沖に延びるロックのおかげで、川から流れ込んだ真水が外洋に逃げずらく、その恩恵に授かりカタクチ等のベイトフィッシュが刺さりやすくなっている。ベイトが入れば自動的にそれを狙うフィッシュイーターも入るのは必然で、特にこの時期はホッケも大量に刺さってくる。
現場に到着、早速ポイントに向かう。目指すポイントはワンドサーフではなく、沖を狙える左岸側ロック先端部。
使用するルアーは文句無しのサムライ90グリーンバック。
このサムライ、もはや気付いてる方もいると思うが、私的にはジグミノーの最新進化系と位置する。しかも『ついにこのサイズを製作してくれたか。』と言う個人的感想付きだ。
まずは飛距離。長さ90mmで、重量26gと言うジグミノーではヘビーとも言える重さ、更にその飛距離を出す要素として、形状的に風の影響が極めて少なく、更に飛行体制が一定してブレることがほとんど無いと言うことだろう。
そして90mmと言う、まさにこの時期のカタクチイワシのサイズとマッチする大きさ。
ただ、驚くべき点はこれらではなく、その次の段階、“動き”にあった。
スローのただ巻きでのプリプリしたウォブリングは従来のサムライに比べ、かなり動きが激しくなったようだが、このサムライの本当の真価はそれにあらず、中速から高速にかけてのそれにあったのだ。
リーリング速度が増すにつれてローリングが入りだす。更に速度を上げると90度傾の完璧なるヒラ打ちに変貌する。ここまでの動きを演出させるとは、私もまさか、思いもよらなかった。ゆえに私はこれを観た瞬間、『あッ…』と感じた。
私がなぜに驚いたか…実はこの動き、サムライ90のメインターゲットを最初からサクラマスに当てていると言うことだったからだ。
個人的経験から、サクラマスのミノーイングにはウォブが若干入る激しいローリングを好むと見ている。サムライ90はまさにそのパターンに当てはまっていると感じたのだ。
サムライ90のこのような核心部を告げずに私に提供し、後日その核を話してくれるとは…なかなか心憎いことをくれるものだ。
話を戻そう。ベイトはカタクチとほぼ確信している。ならばここはマッチ・ザ・ベイトでの勝負と決め、サムライ90のみとした。
まずは左岸側ロックの二番先端部に陣取る。生命感はあまり感じないが、ここはいつも気持ちが折れそうになった時にドカッとヒットする。
そして今回も開始しばらくアタリ無し。ショウタもこれに気が下がったようで、「アブラコでもやろうかな。」と言ったまさにその瞬間、いきなりそれはヒットした。
ショウタのロッドが弧を描くが、引き味からして大物ではなさそうだ。岸寄せし、そして無事ランドアップ。彼にとって約20ヶ月ぶりの海アメキャッチとなったので、彼の喜びは大きかったようだ。
次にヒットしたのは私。サムライのスローただ巻きでのバイト。しかしこれもそんなに大きくはない。
それからアタリがコンスタントに出始め、バラシたり、キャッチしたりそれなりに盛り上がった。そしていつしか“あれ”が我々の範疇に忍び寄ってきた。段々と段々と…鳥山。
そして本当のドラマはここから怒涛のごとく始まったのだ。
アメマスに追われるカタクチのナブラが現れる。ピョンピョンと水面を飛び出すカタクチ達、これを観た瞬間、私はメソッドを変える。
【早引きストップ】
サムライ90を飛び出さない程度に早引きし、途中ストップをかけ喰わせのタイミングを入れる。まるでアメマスに追われてパニックになったように演出。カラーはここはあえてグリーンバック。人間ではないけれど、青ざめたカタクチの顔色を伺わせるカラーと言うわけだ。
すると結果は早かった。先ほどよりもアタリが頻繁に発生し、更にサイズも若干アップした。やはり高速ダート後のストップで彼らは食らいついてきたのだ。

ここでのサイズは最大が50cmと言ったところ。気になっていた更なる沖を攻めるため、私だけ移動をかます。左岸側ロックの一番沖にあたる先端部に立ち位置を決めた。
一呼吸し、あたりを見渡す。鳥山が止まない。しかもキャスタビリティ内でのスペクタクル。カタクチもパニックして飛び出している。
そしてその最高の状況が本日最大のドラマを演出することになった。
サムライ90を最大遠投、着水後すぐに高速リトリーブし、そしてストップかけたその瞬間、ドカンといきなり引ったくられた。しかし乗らず。すぐに巻き始めるとまたしてもドカンと引ったくられた。ググッと重さが加わり、フックが魚に乗ったと確信したので、強い追いアワセをかました。すると次の瞬間いきなりロッドが海面近くまで絞り込まれた。その重さを感じ、あのサイズだと確信した。
やや強引に寄せ、手前まで寄せて魚を確認、やはりナナマルサイズだ。しかし最悪なことにネットが無い。辺りを見渡してランディング出来そうな場所を探す。スリットになった岩場に寄せる波が被る場所があった。そこにしよう。すぐに魚をその場までクレーンし、何度目かの寄波で一気にそいつを引きずり上げた。勝負あり。
半年ぶりに見る日本海のナナマル。しかもまだ11月の初期の段階でのそれは私には非常に価値のある一本だった。
その後夕方までアタリは途絶えることはなかった。『ひょっとしてナナマルか?』と言うアタリも何度かあった。更に厳つい顔した65cmも追加。ショウタもナナマルクラスを二回もバラシたが、自己最大となる55cmをゲットした。
11月のこの時期は数釣りは出来るがサイズがいまいち伸びないのが私の中での定番であったが、この釣行を機会に考え方を変えた方がいいのかもしれない。
サムライ90EX…このポテンシャルを最大限に発揮するのはサクラが咲く頃だろう。
![]()
2008.11 チライマン
週末になると多忙を極める今季。遠征と言えば、先月のイトウ釣行以外は記憶が乏しい。
そのイトウ釣り、毎年の恒例行事のように春と秋に定期遠征しているが、これが定期であって実は定期ではない。私が読む複数の要素全てが合わないと結果がほどほど報われない確率統計学的釣行なので、行く行かないはその瞬間の条件次第だ。だが今秋も運良くその方程式が成立してくれた。結果今秋も自身納得出来る釣果があり“一応”ホッとしている。
しかし一応だ。今秋は何かが違うような気がした。“ズレ”とでも言うのか。私が狙う界隈でのイトウではあまりお目にかかれないサイズ、60cm前後クラスがいつもより数が出たのだ。これが意味するところ…このサイズ、この界隈ではシーズン初期か終盤によく出る。いつもならシーズン最盛期のはずだが、このタイミングにこのサイズが数出たと言うことは、やはり何かがズレているとしか思えない。やはり温暖化の影響がここ道北の自然界にも何らかの影響を与えているのだろうか。釣りと言うゲームを介して自然の摂理を敏感に知る。来年の“その時”が来た時にその確認が絶対任務であることは間違いないだろう。
さて、あまり遠征出来ない分、ここ数年見直しているのが札幌近郊のポイントだ。その一つに昨年の同時期に湖沼型のサクラマスを複数キャッチした札幌近郊のリザーバーに今年も彼らに逢いに行ってみることにした。
湖沼型サクラマス、私は意外とこの魚が好きだ。サイズは洞爺湖でのそれとは違い、アベレージで尺を数センチ越える程度。今までこのリザーバーでの最大魚は36cm、それほど大きいとは言えないが、それでもこいつがヒットすると不思議と嬉しい。尺サクラマスと言えどサクラマス、そして要はヤマメの親魚、ヤマメの尺上と考えてみてはどうだろうか。少々強引な解釈だが。
釣行に話を戻そう。現地到着は昼、最初のポイントを道路側の対岸側、つまり林道側の魅力的なワンドにすることにした。
昨年はこのワンドのシャローにサクラマスが入っていて、ミノー一発でサクラマスを出した。そのポジティブな記憶と共に数キャストしたのだが、全く反応が無かった。ワンドには入っていないと確信、次はワンド根の岬に立ちこのリザーバーでのラッキーアイテム、【サムライ70HWピンクバック】を沖目掛けて大遠投する。
『シーン…』
何も反応が無い。そして何も無いまま1時間が経過する…私がこのサムライをリザーバーで使用する際、大抵はただ巻きのみだ。たまに軽くトゥイッチしてヒラを打たせるがそれもほとんどしない。一つ戦略があるとすれば着水後のカウントダウンを何回するかだけだ。本当にそれだけで良く釣れる。逆にこれで釣れないと魚が居ないと私は信じる。それ故にこのポイント周辺は射程圏内にサクラマスが通っていないと確信した。
一つ興味深い光景が目に入った。私の目の前のドン深際をベイトフィッシュの群れが通過した。
「ワカサギか!?」
はっきり確認したわけではないが、多分ワカサギ。しかもかなりの数がピチャピチャ沸いている。
「この綺麗なリザーバーならワカサギ美味しいだろうな〜狙ったら今なら入れ喰いだろうな〜」といやしい妄想をしながらこのリザーバーでのベイトフィッシュを確認することが出来た。今度来たら手竿にワカサギの仕掛けを持ってこようと固く心に誓ったのは言うまでもない。
さて、次のポイント、道路側のワンドに移動することにした。ここも昨年良い思いをしたポイントだ。そしてそそくさと立場につきサムライをワンド奥に目掛けてキャスト。その3投目、着水後10を数えてリーリング、数巻きした時にいきなりガガガッと何かが当たった。ヒットしたようだ。
やや沖目でのヒットだが、あまり抵抗は見せない。ウグイかそれとも小さなサクラマスかと思いながら難なく手間まで寄せる。そして魚体を確認。意外かな、なかなか良いサイズのサクラマスだ。
そこから彼の暴れが始まった。いきなり突っ走る、グリグリローリングするわでバレないかとヒヤヒヤものだ。しかし掛かり所が良かったらしく、どんな抵抗も全てかわし、無事ネットに収まった。
サクラマス、36.5cm
このリザーバーでの最大を少し更新したナイスプロポーションの個体だった。
その後は一度アタリがあったが乗せることが出来ず。この一本で満足した私は早い日落ちもありストップフィッシングにした。この一本の価値、良型サクラマスになぜか安心感を覚えた。
さぁ、次は少し早いが海に行こう。例年ならもう彼らが来ているはずだ。温暖化の影響が無ければ…
![]()
2008.10 道北 イトウ デカマス
恒例の道北イトウ釣行に行ってきました。
近年は毎回ほとんど同じパターンの釣り方をしていて、特にここ2年程はイトウ専用ミノーの開発に着手したこともあって、かなり釣果的には安定してきているので、今回もいつもの調子で初日午前中には良型ゲットして、明日からは別の川だなーなんて軽く考えていたのですが・・
事前の予報からも、天候が良くないことは解っていたのだが、他にも悪い要素が幾つか重なり、いつもの釣り場にイトウの気配を感じることが出来ない状況、初日は朝からひたすら移動とキャストを繰り返し続けるも、結局イトウどころか魚類の姿、気配を確認することなく終了、そこはイトウ釣り舐めてかかると厳しい釣りになります。
今現在イトウ釣りをする時にはちょっとしたルールというか、心がけを持っている。私のイトウ釣りのメインとなる流域、中流から下の主に潮の影響を受けるエリアでは、釣果の差が時間帯によってかなり明確に現れる、潮の満ち干に加えてマズ目時などの薄暗い時間帯は更にイトウが大胆に捕食活動を行っている場合が多く、この二つは釣果アップには欠かせない要素ではあるが、個人的にはとりあえず潮はある程度見るものの、出来るだけ陽の高い時間帯に釣りをする様に心がけている。
その理由はできるだけ自然の光の下で写真を撮影したいことと、極端に活性の高い状況よりも、ある程度難しさの残る状況でルアー自体の力を計りたいということからだ。ただし河川やポイントによっては元々イトウが薄かったり、難しさも変わってくるので、必ずしもそのルールは一定というわけではない。
今はこんなルールをなんとなく持ってはいるが、それは今使っているルアーがとにかくイトウを釣るためだけの能力を追求しているからであって、以前トップに拘ってSLEEPを使っていた頃はまったく違っていたし、ただ単に釣果に固執するのではなく、まずルアーありきの釣り、アングラーである前にビルダーとしてやるべきことを優先させるように心がけている。
翌日は目が覚めると既に陽が昇り、遠くに釣り人が2,3人確認できる。前日に買っておいたコンビニのおにぎりを食べてから、早速偵察のため車で移動。
状況は昨日とあまり変わらないようだ、低気圧の影響で雨が降ったりやんだり、風も強く気温も低い。準備を済ませ川に降り立ち前日と同じパターンで釣りを開始するも、やはり状況はかんばしくない。
そこでいつもと少し行動パターンを変えてみることにした、ポイントも少し上流側へ移動する。葦の中にアングラーがつけた道を辿りながらゆっくりと移動とキャストを繰り返す。しばらくして小さな魚が跳ねた、今回の釣行で初めて魚類を確認、これでも少し気持ちが前向きになる(笑)更にもう少し移動するとボシャンと明らかに大きな魚のボイルを発見したのでその上にすかさずキャスト、リトリーブ開始直後テンションが掛かる!HIT!!厳しい状況の中の初ヒットは格別だ、そしてじっくりファイトを堪能してキャッチ、これでホッと一息。明日は今秋に入り最も冷え込むとの予報だったので、これ以上多くは望むまいと帰宅を決意した。ふと空を見ると虹が見えたので撮影、これにて今回の釣行は終了となりました。


使用タックル
ロッド:HonnamiRod972HD
リール:ダイワ セルテート3000
ライン:ファイヤーラインクリスタル25lb
リーダー:ファイヤーラインリーダー30lb
ヒットルアー:オリジナルミノープロト
![]()
2008.8.23 道東海アメ MASAKI
「道東」今年もなんとかこの地に来られた。
海は波1.5m程度と比較的穏やかで情報収集での前評判は良くなかったもののこんな海をみてしまったら期待が高まる。
サケの竿林を横目に砂浜を進み、比較的水深がありそうなポイントで釣りを開始する。
まだ薄暗いと言う事もあり、最初はタイドミノースリム175からスタートする。
マズメの基本、スローリトリーブで探ってみた物の良い反応が得られずSAMURAI90EXピンクバックに変更。
マズメなので120EXの方が良いか?と頭をよぎりはしたものの90に変えて正解だったのか反応は早く早々に60cmのアメマスが顔を見せてくれた。
日が上がり、小物のバイトが徐々に増えて釣り難くなってきた。
そこでGC80Hにチェンジして落差のあるアクションで探りを入れると反応が良くなってきた。
60クラスを3本ほど追加。
目に見えるベイトは小さなウグイばかりで、GC80Hのアクションがぴったりはまったのだろうと思う。


バイブレーションと言うルアーはあまりトラウトでは聞きなれないルアーではあるが、姿勢とアクションが適した物であれば爆発的な釣果を生み出す事も少なくない。
道東ではスプーンを始めメタルバイブレーションなど鉄板系が万能な印象を受ける。
続いて、反応が少なくなってきたのでルアーを90EXに戻しランガンする。
潮目に差し掛かったところでロッドに今までとは違う重量感が伝わってきた。
目の前に横たわったのは70cmのアメマス。 90EXピンクバックで岸から10m程の位置でバイトしてきた。
潮目が少しづつ消えかかってきていたので目先を変えてスプーンをキャストする。
デットスローで波間を漂わせるイメージでリトリーブしているとサケ?とも思わせる強烈な引き。
波打ち際で少し翻弄され気味でランディングする。
75cm! ものの10数分の間に70オーバーが2匹。
ここ、道東のポテンシャルには正直驚かされる。
仲間を呼び更なる大物を求めキャストを繰り返してきると目の前にイルカの群れが・・・。
嘘のようにバイトがなくなり、悠然と泳ぐイルカを見ながら終了となった。
ロッド シードライバーSDS-96M
リール ステラ3000HG
ライン ファイヤーラインEXT16lb
リーダー ファイヤーライン専用リーダー20lb
ルアー チヌーク17g、GC80Hヤマメ、サムライ90EXピンクバック、ブルーバック
![]()
2008.8 道東海アメ デカマス
ハイシーズンだと言うのに半月以上釣りを自粛して90EXの製作に集中していたが、ようやく最初の発売を終えたので、音別方面へ行ってきました。
午前3時に出発して十勝のサーフ各地を転々として新規ポイント開拓をしていると、叔父から連絡があり、音別近辺で大型のアメマスがあがっているとの情報を得たので、そちらへ向かうことにした。
到着すると既に群れは去ったらしく状況が変わっていたので、あえて集団から少し離れたポイントを選んだ。スタートルアーは無論90EXピンク。目の前で時折ボイルも見えるのでひたすら投げ続けるも、アタリがない?!なぜだ?・・と少し困惑しながら投げ続けるもまったくアタリがない、これまであまり経験のない状態だ・・しかたないので諦めて横に移動しながらランガンすると時折あたりがあり、最大で60位、50台が中心に約30分に一尾のぺースで釣れる。しかし納得がいかない、一番魚が濃い、おそらくベイトを捕食しているのであろうポイントでまったくアタリがないからだ。
2時間位して再び最初のポイントへ戻るとさっきよりも激しく、それもときおりデカイのがボイルしている、しかし相変わらず投げても投げてもまったく反応がない。ふと冷静になりタックルボックスを広げると70HWピンクが目に入る、これは昨年74.5cmを含む最も多くの海アメを釣ったルアーだ。そして気づく、ベイトのサイズだ!気づくのが遅いぞと自分を責めながら一投目速攻HIT!!いきなり65cmだ、それから60アップ連発30分位して、デカイボイルを発見し直ぐにキャスト、どんぴしゃ真上を通過させたその瞬間、激しい水しぶきとまるでイトウのような低く重たいボイル音がすると同時にテンションが掛かる、そして直ぐに70オーバーだと確信する。ヒットはかなり手前だった、そしてそのまま最後の一波のところ寸前をしばらくキープする、無理にそこまで引き込むとテンションが掛かり過ぎてばらす危険が高い、寄せすぎず魚との感覚をキープしながらじっくり体力を奪う、そしてなんどもドラグを出され、動きに陰りが見えてきたところで、波のタイミングを伺いながら引き寄せる、ずり上げるというよりは魚の頭の向きを浜に向ける、そして自分から泳いできてもらうようなイメージに近いかもしれない、そしてキャッチ成功。計測すると74センチあった。


その後少しアタリは遠のくも、時折ボイルは見られる、15分位してまた先ほどの74センチと似たようなボイルを発見してキャスト、2投目でヒット、こいつもデカイ!70を超えると感覚が変わる、首振りの速度は遅くなるが、ずっしりと手元に重量感が伝り浮き上がらない。手前まで寄せて魚体を確認すると先ほどよりもやや小ぶりだが70位ありそうだ、しかし先ほど大物をキャッチしているせいか、気持ちにかなり余裕がある、若干強引に勝負をかけると、先ほどのおおよそ半分の時間も掛からずにキャッチ成功、計測すると70ジャストの海アメだった、釣れた順番が違えば沢山写真を撮っていたのだろうが、こいつは撮影することなく素早くリリース、夏のサーフでは砂浜に上げること自体魚体にかなりのダメージだと思われる、できるだけ波の届く濡れた砂浜までで済ませたいと思っているので、その日の最大サイズ以外は撮影も極力控えるようにしている。

その後合流した叔父も90EXピンクで65cmゲット。
今年もよいよピークを迎えている、この調子なら明日も行けば目標の80アップも釣れるんじゃないかとか勘違いに近い気持ちになりつつも、やはり製作に専念せねばと思う今日この頃。でもきっとそのうち我慢きなくなってまた行くことになるでしょう(笑)
使用タックル
ロッド:ダイワ モアザン ディスタンスマスター
リール:ダイワ セルテート3000
ライン:ファイヤーラインクリスタル25lb
リーダー:30lb
ヒットルアー:SAMURAI70HWピンクバック
SAMURAI90EXピンクバック
![]()
夏の日本海 海サクラ チライマン
留萌まで所用で出かけ午前中に用事を済ませ、コンビニで好物のアイスクリームを買って、とある河口周辺に車を停めた。“海でも観て癒やされよう。”そんな感じだった。
「ザバンッ!!」
『あれ!?魚がハネた?いや、鵜か何かだろう。』
またしばらく海を眺める。
「シュルシュルシュルー」
海面がざわめき、背びれが走った。
『もしやサクラマスか?!』
すかさずダッシュで車に戻り、常時車に搭載されてるタックルを組み立てる。そしてせかせかと浜辺に降り立った。
少々沖気味でのモジリ・ハネだったので、躊躇無くサムライ110HWグリーンバックを結んだ。そして実釣開始。
昼を回っていたのと時期的なものもあるので、サクラマスがサムライに反応するのはほとんど有り得ないと考えていたが、やはりしばらく何も起こらなかった。それでもハネやモジリはこの海域で頻繁に起こる。しまいには私が立っている目の前でハネる始末だ。
『焦ることはない。釣り人は誰も居ないし、反応しただけで宝くじものだから。』
そんなのんびりとした感でひたすらサムライ110を投げ続けた。
『そう言えば、これがあった。ちょっと使ってみよう。』
サムライ90EXプロトピンクバックに交換する。
ワンキャスト目。相変わらずの期待以上の飛距離だ。ひょっとしたらサムライ110HWよりもキャスタビリティは上か。
「ガツッ、ジッジッ…」
『ヒットだ。サイズはさほどでもなさそう』
慎重なやり取りをしながら、魚をやや強引に寄せる。そろそろそいつが見えてくるはず、アイナメかメバルか、はたまた本命か…
『見えてきた。ギラギラしてる。本命のサクラマスだ。』


波打ち際まで寄せてきた。そしてここが一番のバラし所。慎重に波の加減に合わせてロッドワークを調整、そしてここぞの出し波で一気に引き寄せる。無事ランドアップ。
少々小ぶりではあるが、立派なショアサクラマス。この後もう一回アタリが来るも、乗せることが出来ず、時間的に余裕が無かったのでストップフィッシングにした。
正午から14時までの間だったが、ハネ・モジリは途絶えることは無かった。結構な数。サケのようなデカい個体のハネもあった。多分明日もこの界隈にサクラマスは居るだろう。朝一番からの釣りならもっと釣れていたかもしれない。後ろ髪を引かれながら札幌に帰った。
![]()
2008.7 夏海アメ デカマス
今回は7月に入って3度目の釣行、90EXの耐久テストを兼ねて、新規ポイント開拓を進めてきました。道東(十勝から音別周辺)が私の海アメ釣りの主な行動範囲なのだが、近年は昔のように新たなポイント開拓に時間を割くことが出来ていなかったので、今年から再開することにしました。
最初の釣行は朝9時から行動開始とかなりスロースタートで、予め決め手おいたサーフをチェックしながら車の乗り降りを繰り返す。最初に良さそうなサーフを見つけて竿をだしたのは11時頃、開始早々に小さなアタリがあるもその後続かず、潮のタイミングも悪かったので良い時間がくるまでのんびりとたたき釣りをすることにする。
一尾も釣れないまま3時間、いよいよ予定の時間になるも釣れる気配はないので、戻りながら最初にアタリがあったポイントへ、するとまたアタリがあるがのらず、おそらく小アメだろう。それも続かず、そのまま通過、結局一尾も釣れずにまた唯一のアタリのあったポイントへ戻るとHIT!それから立て続けに6尾釣ることができたか、パッタリと釣れなくなりこの日は終了。次回に希望の持てる結果となった。
それから数日後にまた同じポイントへ、今回は日の出から狙う、久々イトウ釣行以来の睡眠不足でかなり眠たいが気合で頑張る、前回釣れたあたりからスタートするとといきなりHIT!そしてジャンプ!サクラか?!と思ったが、上げてみると60海アメだった。連発はならなかったのでまた、たたき釣り、流石に早朝だけに飽きない程度に50クラスが釣れる、そして本日一番の潮目を発見しそこで数を稼ぎ、午前10過ぎで寝不足による疲れで終了。20尾最大は最初の61cmだった。
そして今回の釣行は前回の反省を活かし、睡眠をしっかりとり朝5時半出発、とりあえずサイズに飢えていたので、昨年の70アップポイントへ向かうことにする。


開始は7時、コンスタントに釣れるもかなり小型40クラスばかり。昨年もこんな感じで序所にサイズアップしたので、期待するも1時間半で10尾、海の様子から今日は良くないと判断し、ポイントを変えることにした。サイズにこだわる、数字で言うと海アメの場合は70アップ、そこから上は運が全てだと思っている。だから70を一応基準にしているが実際には数字はあくまで目安であって、長さが70cmあっても痩せて、あまり引かないのでは意味がない、単にドラグを一気に引きずり出して、私のアドレナリン噴出させてくれればそれで納得できるのだ。
その後自分のお気に入りポイントを転々とするも濁っていたりして中々良い場所がなく30分を移動に費やしてしまった。しかしそのかいあってか、見た目最高のポイント発見、綺麗な潮目に海鳥の群れが沢山いる。速攻準備して浜に降り立つと右手で5.6羽の海鳥がしきりに海面に向かって急降下している、キター!!チャンスモード突入!近づくと小魚ピチピチ、それを追うアメマスも確認!!鳥VSアメVSアングラーの巴戦だ、1頭目から速攻HITものらず、2投目HIT!デカそう・・手前までよせて一気に上げようかとおもった瞬間ドラグがウナル!!一気に引きずり出される、アドレナリン噴出、約一年ぶりの引きだ。全力でファイトを楽しみ見事勝利、70には届かないものの68センチの太ったアメマスだった。その後は言うまでもなく海アメラッシュが2時間ほど続いた、60アップも4本ほど釣った、結局ここで30本以上釣上げ、充分満足して終了となった。
道東海アメ釣り来年10年目を迎えるにあたって、秘訣というか自分の中でいくつか確かなパターンを確立できたような気がしている。無論またこの先10年も新たな発見があり、反省と成功の繰り返しは続くだろう。南十勝と日高の境から音別町の端までほとんどの場所でSAMURAI1本で釣ってきた。なかでも今年の90EXはサーフで使うジグミノーの完成系にかなり近づいたのではないかと思えるほどの自信がある。この釣行記を書き終えたら、しばらく釣りは控えて発売に向け製作に集中することにしよう。
使用タックル
ロッド:ダイワ モアザン ディスタンスマスター
リール:ダイワ セルテート3000
ライン:ファイヤーラインクリスタル25lb
リーダー:30lb
ヒットルアー:SAMURAI90EXプロト
![]()
2008.6 南十勝サーフ デカマス
今回は急遽、南十勝のサーフへ行ってきました。なぜ急遽かと言うと・・先週あたりから、そろそろ海サクラが釣れ始めるタイミングだと気になっていたせいか、目覚ましをかけていなかったにも関わらず、偶然にも朝5時に目が覚めてしまったことから、突如出発となりました。
最近の南十勝の人気ポイントは、昨今の海サクラ人気もあって、昔から比べると人が多く、日の出前から陣取る人もいて、この時間からではあまり良い場所に入れない、おまけに隣との間隔が異常に狭く、釣りずらくてしょうがないので、昨年あたりから人が集まるポイントは避けるようにしている。
私が十勝で海アメをやり初めたのは、おおよそ9年前、当時一番釣れるのが初夏から夏だと言うことを知っている人はおそらくほとんどおらず、知っていたとしても島牧スタイルでショアからアメマスをやっている人はほとんどいなかった。実際今では大人気の河口でさえ、始めの5年間は誰一人、知らない釣り人に会うことはなかった。
ほぼプライベートビーチ状態のサーフで焼肉の炭おこしながらでも、海アメ爆超なんてことも可能だった。

と言う訳で、今回も込み合う河口付近を避け、誰も居ないサーフに入ることにする。スタートは7時半、開始早々小アメゲット、横移動しながら小アメラッシュに突入、40代ばかりだ。今回のメインルアーは既にほぼ完成しているSAMURAI90EXプロト、自分的にはサムライの中でもショア釣りにおいては最高の出来と思っている。飛行姿勢は安定し良く飛ぶ、それでいてアクションもすばらしい。しばらくはこの90が中心の釣りになるだろう。
結果的には海アメ40位のが15本位?海サクラ50位のが1本。今回久しぶりに同行した嫁も海アメ5本位? 初海サクラ45位1本で3時間位で終了。すべて90EXプロトでの釣果となりました。今年はサクラよりも、どちらかと言うと海アメを少し頑張ろうと思う、それから夏の本格シーズンまでにはもう少し大物を意識したロッドがほしいと思う今日この頃。
使用タックル
ロッド:ダイワ モアザン ディスタンスマスター
リール:ダイワ セルテート3000
ライン:ファイヤーラインクリスタル25lb
リーダー:30lb
ヒットルアー:SAMURAI90EXプロト
![]()
櫻鱒 春の釣 バガボン
本州の私達、本流釣士の春のターゲットは、河川に遡上した櫻鱒だ。東北では2月頃から秋田県、山形県の大河の下流域でポツポツ釣れ始め、西では名門、九頭竜川が2月に解禁を迎える。本格シーズンはもう少し後で、西の九頭竜で3月後半、東北地方でも4月には安定して狙えるようになる。そして桜の花が満開の花見シーズンにはこの釣りのピークを迎える。ただし遡上量で日本一と言われる秋田県の河川は、3月1日から5月末日までの最盛期の時期、一時的に禁漁になるので釣りは出来なくなる。
今年の私は3月、4月の山形の赤川、日向川などに数回出向いた。時期的に下流域のトロ場での釣りになるので、おのずとスプーンがメインの釣りになる。この時は4月の山形で2本釣ることができた。
GWには海アメ、海櫻を狙いに青森へ、そして地元関東の大河川で戻り山女などを狙っているうちに6月1日を迎える、秋田県が再び我々に櫻鱒を開放してくれる日だ。
6月の解禁の頃には秋田のどの河川も下流はもとより、中流域かなりの上流域まで魚は遡上している。どの川も有名ポイントは下流や中流に集中しているのだが、私は毎年上流域に入る、中下流域の大場所のように数は釣れないのだが、下流のポイントとは一味違った山に囲まれた渓相、瀬が連続するこのエリアでの一本を年の最後の締め括りとしている。
解禁日の朝選んだ場所も絞込みから始まり、テトラに流れがあたる早瀬が50m程続く、そして下流に長く開いていく、渓流の山女釣りのポイントをそのまま大きくした様な場所だ。
林を抜けて瀬の一番上手に到着した時には既に先行者が3人いた。皆、瀬頭からゆっくり釣り下っている。先頭の釣り人は一本魚をストックしているようだ。全員ミノーを使っているのが遠めにわかった。
下手のひらきは流れが緩くなっているので、どんなルアーもしようできるだろうが、上手の瀬はガンガンに流れていて、ちょっとスプーンを使う気にはなれない、かと言って先行者と同じくミノーを使っても釣れるとは思えない、迷い無くGC80をセレクトした。
流れはかなり速いのでサイドからダウンの釣りを強いられる、サイドにキャストしたGC80をカウント3位、中層まで沈めたら少し速めのリトリーブ、ダウンクロスの軌道でルアーを足元まで引いてくる。流芯の深さは2メートル位だろうか?押しの強い流れがルアーにあたり、よくアクションしているのが手元に伝わってくる、ミノーの視覚的アピールとは違うバイブレーションの細かい波動で魚の側線に訴える、これで先行者のミノーとは違ったアピールで魚を刺激出来る筈だ。


この日は本当に私の記憶に残る、嬉しいハプニングが起こる、釣り始めて3投目でいきなりひったくられたのだ、あまりに早い出来事に少し面喰らいながらも無事キャッチ、58cm。私のイメージでは瀬頭の終わる辺り、白波が消える辺りで最初の反応があるのではないかと踏んでいたので嬉しい誤算だった。
空は曇り、今にも雨が降りそうなので簡単に写真を2,3枚撮りリリースして再開、4,5歩釣り下るとまたヒット! これはランディング間際にばらしてしまった。しかし瀬頭の白波が消える辺りまで、このペースが続いた。まるで櫻鱒の釣りをしているとは思えないペースだ。目の前20メートル位の範囲に一体何尾の魚がいたのだろうか、結局7,8回のバイトがありうち4本キャッチ、最大が61cmで、後は全て55から60で揃う、我ながら驚きの展開である、全体的にバイトが浅く、私の未熟さも手伝ってバラシが多かったのが悔やまれるが、こんな事が稀にあるからやめられない。
同じ区間をGC80の色を変えてもう一度釣り下ってみる、軽いバイトが一度あるも、一瞬で外されただけだった。釣りに夢中で気付かなかったが、何時の間にか雨が降っている、この区間でもう一尾釣りたいと思い、グルカ以外のルアーに変えてみるも、後はなにも起こらなかった。気付くと時間は9時を回っている、アタリが連続したのは日の出から1時間位の短い間、いや十分過ぎる時間だったと思うべきか・・。
今年は解禁日が日曜だったので来ることが出来たが、仕事のスケジュールも詰まりまくっていたので明日まではいられない、そして片道680キロの釣行だけにあまり時間の余裕はない、早々に次のポイントへ移動したが、その後は釣果なく帰路に着ついた。
本来櫻鱒はそうそう頻繁に釣れる魚ではない、過去には10本近く釣ったアタリ年もあったが、普通は年間に3本も釣れてくれれば嬉しい、少なくとも関東に住む遠征組の私にはそんなに身近な魚ではないのだ、そういった点からも今回の釣行は非常に思い出深いものとなった。
私の地元の魚達も丁度今時期からトロ場から流れの速いポイントへ移行し始める時期だ。7月にはガンガン瀬のニジマスも大型が狙える。これからGC80のような流れに強いタイプのルアーが活躍するシーズンに突入する。
![]()
2008.6 道北 イトウ デカマス
今年もイトウ釣りの好シーズンがやってきました。と言う事で恒例のイトウ釣り春の陣へ行ってきました。
夕方に帯広を出発、ここのところの燃料代の高騰もあり、いつもより低燃費運転を若干意識しつつ、5時間半の道のりを無事走破。到着は午後10時、まずはいつものトイレで顔を洗い、歯磨き。携帯の目覚ましを日の出の時刻にセットして、車中泊。
翌朝、目覚ましより、少し早く目覚めると辺りは既に明るくなっていた。早速事前に決めていたポイントへ向かう、いつものごとくイトウ用に開発ているルアーを装着し、キャストしながら移動を繰り返す。
ポイントにもよるが、イトウ釣りに関しては、人に囲まれて釣りをするのはあまり好きではないから、多少リスクがあっても、できるだけ人が集中する場所からは距離をとるようにしている。


最初のヒットは早朝5時頃、75cmのイトウだった。役半年ぶりのイトウだったので水際で少し多めに写真を撮りそのままリリース。それから30分後にまたヒット、アタリは小さいが引きはまあまあ、あげてみると91cmのグッドサイズだった。しかしこの2尾を釣って、いつもと少し違うと感じた、まずヒットは全てかなり手前で、アタリも極端に小さい、そして2尾ともテールフックに掛かっていた。ここ3年このルアーで釣っているが、記憶をしている限り全てベリーのフックに掛かっていたはずだ。
それから同じ場所で粘るもヒットは続かずに歩いた道を戻りながら車へと戻りしばし休憩ののち再開、再び先ほど釣れたポイントを目指す。同じことを繰り返して再度同じ場所でヒット、今までで一番の引きだ!デカイのかオイ!
と思ったがサイズは80cmだった。でも91より良い引きだったのでファイト中は一番楽しませてくれました。因みにこの80もテールフックに掛かっていました。結局午前中はこの一尾で終了、ご飯を食べてしばし昼寝タイム。
再開したのは午後4時、今度はGC80Hで釣果をと思い、不本意ながら人が集まるポイントへ入ることにした。ここはトンギョも溜まるポイントなので、サイズ的にGCに向いていると判断したからだ。
一時間ほどして小さいアタリがあったが、乗らず・・イトウだったのかも定かではない。時間帯が悪かったのか周りにいる釣り人にもヒットはなく、イトウの気配も感じられない。それから30分程してベストポジションが空いていたので、そこえ入るも、ヒットはなく、GCからいつものミノーへチェンジ、そして一投目・・・ヒット・・70の小型イトウでしたが、みんな釣れていない中でのヒットで、周りの視線を感じつつ、ちょっと馴れてる感じで、魚に触れることなく素早くリリース 自意識過剰気味ですが、ちょっと気持ち良かったりもする。(笑)

その後はマズメに向けて人がどんどん増えていくので、まだ陽は高いがストップフィッシングにしました。この日釣れた4尾は結局全てテールフックへのヒットで、あたりも小さく、なんとなくですが、人も多い釣り場なので、だいぶ擦れてるのかなと思いました。
翌朝は前日の朝と同じポイントへ入るも、どうも良くない、んーそんなに甘くありませんなーってことで、急遽まったく違う川へと向かうことに。その後その河川で到着後間もなく89cmをあげることができました。このイトウは強い引きで存分に楽しめました。結局この日はこの一尾で終了。
更に翌日は午前中に一度強いあたりがあるも、2秒間程ドラグだされて・・・フッと軽くなり終了、これが悔しくて、昼までの予定が夕方まで粘ることに、その後はイケナイ魚が頻繁に食ってくるも、本命は来ず、結局イケナイ魚ワンヒットで終了となりました。
最終日はちょっと悔しかったですが、3日間通してみると、なかなか満足のできる釣行となりました。
使用タックル
ロッド:HonnamiRod972HD
リール:ダイワ セルテート3000
ライン:ファイヤーラインEXT40lb
リーダー:ファイヤーラインリーダー40lb
ヒットルアー:オリジナルミノープロト
![]()
道東 埠頭の海サクラ taku119
5月16日 天気 晴れ 風 やや強い 波1〜1.5m
渓流一辺倒だった僕が今年からはタックルも揃え、憧れの海櫻鱒を狙って釣行を繰り返しました。4月の終わりに1匹、5月3日に1匹と何れもロングミノーでの釣果でしたが、このところ色々な釣り人が来てやっているせいかロングミノーの反応が悪いような気がしていました。今日は連日の疲れから、朝寝坊をし、後輩からの「まだ来ないんですか〜?」という目覚まし電話に起こされ、その後釣りビジョンの番組で海サツキマスの釣行を見てしまった為、海へ着いたのは昼直前でした。
![]()
海サクラ ショウタ
【サクラマス】
[北海道で釣れるトラウトの中で間違いなくトップレベルのファイトをする魚だ]そう師に言われていたので、以前から僕の中で強い憧れを持っていた魚だった。
師には昨年何度も秘密のポイントに連れて行ってもらったがなかなか結果を出すことが出来ないでいた。
そして一年が過ぎ、今年もサクラが咲く季節が訪れた。「リベンジだ!」その願いを察してくれた師からサクラマス釣行への誘いがかかった。

現地到着。朝、日の入りと同時にポイントに立ちルアーを投げ始める。
開始早々からサクラマスのもじりが所々に見られ、僕の気持ちも浮わつく。だがなかなかアタリが来ない。その中で、沖100mぐらいの所で魚類のもじりなどとは明らかに違う大規模でバシャバシャと激しい海面の騒ぎが起こった。「何だろう?」っと食い入るようにそれを見ながら思っていると、いきなり海面から海獣が飛び出したのだ。「トドだッ!!」師にトドがいると報告した瞬間、師のロッドがいきなり強烈に絞りこまれた。ヒットだ、しかもサクラマス。あの特徴のある“グリグリグリ”という引きはまさにサクラマスだ。
しばらくのやり取りの後、師は無事にランディングした。46cmのサクラマス。映像や写真でしかまだ見たことがないサクラマス、初めて生で見たサクラマスはとても綺麗だった。
師曰く、『沖に出現したトドによってサクラマスが岸寄りしたらしい。』群れが入って来てる可能性が高いのでチャンスと見たが、アタリは結局その1匹で終わってしまった。
そしてしばらく、サクラマスのもじりも無く沈黙が続いた。とその時に、師の釣友がSAMURAI110HWのグリーンバックで50代後半サイズのサクラマスを沖目でヒットさせ、そして釣り上げた。その方と僕との距離は結構あったが、離れて見ていても体高の高さが凄く分かった。まさに板マスと言われるようなサクラマスだった。
そのサクラマスを見た後の数キャスト目、僕の投げたスプーンになんと60cm近いサクラマスがチェイスしてきたのだ。バイトまでには至らなかったが、迫力のある個体が悠々と泳いでる姿を見られたのは凄く嬉しかった。
それから、また沈黙が続き時刻が昼近くなった。気温も上がり、サクラマスの活性が下がったとみた師は休憩を取る事にしたようだ。
『粘っていたら、いつかはサクラマスから反応がある。』そう以前から師が言っていたので僕は1人粘ることにした。
そしてまたひたすらキャスティングを続ける。するとサクラマスと思われる魚からバイトがあった。タイドミノーの【トゥイッチ+ステイ】で喰ってきた。しかし、乗せることは出来なかった。悔しいと思うよりも逆に魚からの反応があったことに僕は嬉しかった。
それから、ルアーをタイドミノー、ショアラインシャイナー、SAMURAI110HWのピンクバック、グリーンバックとローテーションしていくが、サクラマスから反応はなかった。

歩いてポイントを少しずらし、キャスティングをする。すると50cmぐらいの海アメがチェイスしてきたが、見切られてしまった。
また元の場所に戻り竿を振り続けるが、魚からの反応は相変わらず無いまま時間だけが過ぎて行った。
15時を回り、少し休憩を取る。何気に海を見渡すと、もじりが始まったようだ。しかも、今回は連発だ。しまいには、サクラマスが海面から飛び出してくる始末。だがそこまでは距離がありミノーでは届かない。ここはSAMURAI110HWの抜群のキャスタビリティに力を借りるしかないようだ。
アピール力のあるピンクバックをチョイスしフルキャストをすると…届いた。そしてセオリー通り一定のスピードでのただ巻き。その2投目だった。
《ゴンッ!!》
次の瞬間、グングングンっと強烈な引きが伝わってきた。遂にサクラマスがヒットしたのだ。しかも凄いファイト。今まで釣った魚の中でやっぱりダントツでNo.1だ!
魚を無駄に暴れさせないようにロッドを下げ押さえ込もうとしたが、凄いパワーで反発され、なかなか押さえ込めない。更に手前まで来てもグリグリグリと魚体をギラギラさせながら抵抗している。しかし、ロッドパワーで強引に寄せ、逆にベタ凪を利用してぶち抜いた。
「勝負あり(師風)」
見事バレずにサクラマスのランディングに成功したのだ。55cmの人生初のサクラマス。
フックはしっかり、フッキングしていた様だ。幸い、周りの岩場より若干高い位置にいたので安易にぶち抜くことが出来た。
師に早速勝利の電話をし、写真を撮る。初めて釣ったサクラマス、何度見ても最高だった。師にもサクラマスを見てもらう。そして“アゲイン”を期待して再びキャスティングを再開する。
夕マズメになりホットタイムを迎え、あちこちでオオナゴやカタクチイワシか鮭稚魚と思われるベイトフィッシュのナブラが沸いていたが、SAMURAI110HWのグリーンバックでのバイトが1回のみで結局ストップフィッシングを迎えた。
今回は僕にとって、一生の思い出に入る釣行だったと思う。サクラマスを釣った事以外にも嬉しい事が1つ。それはルアーのロストが0だった事だ。愛着のあるルアーを無くさなかったのは凄く嬉しい事だった。
![]()
海サクラ チライマン
4月に突入した。いよいよ、私が足繁く通ったポイントに、アメマスやサクラマスが入ってくる頃だ。それを読んで、今回は酔釣氏とヒロ氏の3人でこの界隈にチャレンジしてきた。
このポイント、なかなか侮れない。以前にもリポートしたが、私はここで三度90cmクラスと思えるアメマスに遭遇した。更に午前中のみで2人でサクラマスを20本と言う快挙も成し遂げたことがある。非常に底が計り知れないポイントだ。
まずは朝マズメ、うっすら明るくなる頃から各々好きな立ち位置に定位する。
私の最近のマズメ用ミノーはこれと決まっている。リップが折れ、更に塗装が剥げ剥げになった既に“死態”となったタイドミノー175…これを今回同行のヒロ氏にリップ修正とリペイントしてもらった特別な175だ。
リップは非常に折れにくく、形状もウォブロールを強烈に演出出来るような形。リペイントは私の希望通り一切模様が無いツルツルアルミ貼り使用。光の受度を最大限に意識したものだ。これを躊躇無くスイベルに結ぶ。
トゥイッチをかまし、しばしのショートステイ。平ウチによるアルミの反射でターゲットに気付かせ、次にステイさせることにより無警戒なベイトを演出し“与えてあげる”。まさにその3投目だった。やや沖目でステイさせている時にガツンと何者かに引ったくられた。その瞬間、ギャーとドラグが鳴り出した。
『いきなりかよッ…』
グングンと首を振り重量感が伝わってくる。アメマス、しかもデカい。サクラマスのような派手な引きではないが、トルクある走りはやり取りが非常に面白い。何度か目の寄波でようやくそいつを引きずり出した。
70cmのどっぷり肥えたアメマス。しかしテールフックがエラ周辺を襲っていたのでかなり神経質にフックを取り外してあげた。写真を撮りたかったが、これが原因で急激に弱ってはと酔釣氏とヒロ氏に魚体の確認をしてもらい、そそくさとリリースした。
これで四年連続日本海でのアメマス70オーバー達成だが、個人的にはもう通過点と言う気がしてる。早くこの界隈に刺さる90クラスのモンスターアメマスと闘いたいのが本音だ。だが、その前に釣らなくてはならないターゲット、それがサクラマスだ。
日差しも上がり、海中での視認性も強くなった。いよいよサムライの出番だ。
この後アメマスの反応は結構あった。数もそこそこ出、60cmクラスも2本出た。酔釣氏やヒロ氏もコンスタントにアメマスをキャッチする。しかし、今回本命視するサクラマスからは何の音沙汰も無い。
『まだこの界隈に入ってきてないのか…』
そんな諦め感の中、午前中の釣りは終了した。
午後三時、再び実釣開始。私は午前中とは違うポイントに立つ。酔釣氏とヒロ氏は同じポイントにそれぞれ入った。
午後からもアメマスからの反応は途絶えない。気持ち良く私のルアーにアタックしてくる。一瞬サクラマスかと思うのだが、やはり釣れてくるのはアメマスだった。
ふと目線を遠くに居る酔釣氏に向けるとロッドをいい勢いでしならせていた。体勢を屈ませ、魚の引きを吸収している。非常に楽しそうだ。いよいよ岸寄せ、そしてランディングしようとした時、急に慌てた素振りが遠くから伝わってきた。要するにバラしたようだ。「アメマスだもん、いいべさ。」と心の中で励ましたが、彼は私の方を向いて大きく叫んだ。だがあまり聞き取れない。言ってる語数が三文字なので、アメマスではないのか!?気を取り戻したのか、ここはチャンスだと確信したのか、彼はまた熱心にロッドを振り出した。そして間髪入れずにまたヒット。んッ、今度のはさっきよりデカそうだ。ロッドのさばきが違う。
『彼の所まで行ってみよう。』
私が彼と合流した時、既にそいつはランディングされていた。
【サクラマス】
この界隈今年初となるサクラマス、昨年に引き続き又しても彼が先に咲かせたようだ。ルアーはサムライEXベイトフィッシュU。
メソッドを聞くと、通常よりもやや速いテンポのリトリーブに途中ストップをかけてフォーリングで誘うと言うEXの性能を最大限に使ったメソッドであった。さすがサムライを熟知しているだけある。
その後酔釣氏にもう一本サクラマスがヒットし、ランディングまでに至った。
結局その日はそれぞれにアメマスをコンスタントに上げたが、サクラマスは酔釣氏のその二本で終了した。
私はやり残した仕事を仕上げるべく、三日後の朝には同じポイントに立っていた。
サクラマス…絶対任務の感、サムライ110HWピンクバックをスイベルに結ぶ。今日はこの界隈にしては波があった。サラシも広範囲に出来、アピール重視を考えてのカラーセレクトだった。
リトリーブもこのうねりによる視認性低下を考慮し、限りなくスロー。とにかく魚の視界に入れることを重視したメソッドにする。
キャストしてすぐに反応があったが、これは乗らず。手前のブレイクで襲ってきたので、多分アメマスだろうと予測。更にキャストすること数投目、今度はやや沖目でヨタヨタするサムライにたまらずバイトしてきた。ガツンと当たって、思いっきりアワセを入れた。グッグッグッと連続的な引き味に、ひょっとしたら…と期待する。ドラグも何度か出されたが、タックルパワーがモンスター仕様なだけに相手もたまらず寄ってきた。
【ギラギラギラ…】
『サクラマスだ。』
この瞬間からやり取りに緊張感が走る。フックはやや頼りない位置で刺さっていたが、この厳しい海況で勝負所を見極めた寄波で一気にそいつを引きずり上げた。
サクラマス。57cmと中型ではあるが、この界隈のスタートと言うことで、非常に貴重な一本だった。
この界隈、これからが本格的シーズン。このサクラマスがこの界隈の口火を切ったことは間違いない。
![]()
海マメマス チライマン
今シーズン初の厳寒期・海アメマス釣りに出掛けてきた。
今回の釣行は色々迷った結果島牧はスルー、更に南のポイントに的を絞った。週末の人混みを避けるためと、あわよくばサクラマスからのラッキーストライクを期待しての選択だったのだが。
南のポイントと言っても色々とあるわけだが、とにかくまずは魚の姿を見たいと言うわけで朝一は最近実績のある端っこの漁港から攻めることにした。
この漁港、私の釣友であるshinya氏が今シーズン60オーバーを含め数多くのアメマスをキャッチしたり、支所長氏もつい最近70オーバーを見事ランディングしたなかなか侮れないエリアだ。
【まずは一本】この結果が今回の釣行の流れを大きく左右するので、絶対任務だ。
さてこの漁港の攻略だが、アメマス達の世界では全道にウォンテッドされているshinya氏、彼が先駆者として個性的なメソッドを確立したようだ。私もそれに習い、同じように攻めることにした。そしてお陰様で無事何とか1本をキャッチすることが出来た。shinya氏に大きく感謝したい。
さて、これで私のリミッターは解除された。それではいつもの“かもしれない”釣行でもしようか。
躊躇なくセレクトしたのは釣り人がほとんど来ないとあるサーフ。個人的には非常に実績のあるサーフなのだが、なぜかあまり釣り人は入らない。そして今回もサーフには人っ子一人居ない状態、このフィールド全てを独り占めしている気分だ。
状況としては波が前日の余波が残り目測2m前後、風は北西の向かい風・微風、そして晴れと言ったところか。遠浅のサーフではあるが、しっかりとポイントが形成されていて離岸流も明確に出現している。サラシは若干多い気がするが、この状態が私的には一番好ましいと言えよう。
このサーフの魚は私の予測ではスレていないと判断している。が、とにかくこのような情報がほとんど無く、魚が居るかどうか分からないポイントは無駄無く素早く魚を確認することが非常に先決だ。サラシ具合からも考慮したルアーはタイド175フライヤー・カタクチが妥当だろう。
【ミノーサイズと激しい動きで最大限にアピール】
スレていない魚は“これに反応しないわけがない”だろう。さぁ、魚を見付ける旅の始まりだ。

サーフは面白い。私はよくサーフを叩き釣りするが、どれ一つとってみても同じ形状は無い。アバウト似ている形状はあるが、非常に小さくても違いは必ず存在する。更に目視では確認出来ない“内なる違い”がサーフにはあるようだ。それは潮の違いであったり、何か特質すべき地形的変化が周辺にあったりと、まさにその目に見えない小さな違いが魚をそこに集める要素になっていたりする。ゆえに釣り人はランガンをして実際自身で叩いてそれを知るしかないと私は考えている。結果が出て初めてその差違に気付いたりもするものだ。よって今回もそれを見極めるために出来る限り歩こうと決めた。そう決めたからなのだろうか、しばらくの数時間は魚からのコンタクトが一切無かった。『次のポイント、次のワンド…』と叩いてきたが、数時間も無反応だと気持ちも下降しかける。その惰性気味の中、ふと横を見ると今までで最大級かと思われる大きなワンドが出現した。『ここでダメなら…』そして今まで貫き通した175カタクチをそのワンドに投げ入れた。2・3回のダートトゥイッチの後ショートステイ、その瞬間《ガガッ》と引ったくり系のアタリがついに
来た。慎重に寄せ、無事ランディングした個体は40cm弱ではあるが切願のアメマスだった。もちろん、スレていないのでベリーフックにがぶりつきだ。
【1本なら偶然かも知れないが、もしまたコンタクトがあれば確実に溜まっている】
その数投目で今度はカケアガリの引波のステイでまたしても引ったくられた。『溜まっている…』
その後約30分程の間に計5本のアメマスをキャッチすることが出来た。が、5本過ぎてアメマスからのコンタクトは途絶えてしまった。ミノーのサイズを下げても出ない。『居なくなったか、スレたのか…』パターン的にスレるケースの方が多い、だがこのスレは想定内のことだ。そしてこのスレ時のためにスタンバってるのが実はサムライなのだ。
サムライがこのようなスレに効くのはその泳ぎに理由があると私は読む。ミノーの激しいダートな動きに慣れた魚は決して食欲が無くなったわけではない。むしろ食べたくて仕方ないと私は考える。
そこに表層をダラダラと泳ぐ無警戒、無防備なベイトフィッシュを演出することができたら、それを見ているフィッシュイーターはそれをどうとらえるのだろうか。
答えはすぐに出たようだ。サムライ110HW・ブルーバックでの表層スローリトリーブに、あれだけ反応しなかったアメマスが立て続けに3本も喰らい付いてきた。さぁ、あとはサクラマスがいつ開花するかだろう。